自己開示の返報性について
「自己開示の返報性」とは、相手の悩みや秘密を打ち明けられると、自分も同じように伝え返さなければならなくなる心理状態を指します。
たとえば、初対面の相手に自分の昔話しを打ち明けられたら、自分も包み隠さず話さなければならないと考えるようになります。
今日は具体例をいくつか挙げていきたいと思います。
① 緊張を自己開示する(共感を生む)
「実は、こういう場に慣れていなくて、最初すごく緊張してました(笑)」
➡ 相手も「実は私も…」と緊張を打ち明けやすくなる
② ちょっとした失敗談を話す(親しみを持たせる)
「この前、カフェで店員さんに話しかけられたのに、イヤホンつけたまま気づかなくて…めちゃくちゃ気まずかったです(笑)」
➡ 相手も「わかる!私もこの前…」と失敗談を話しやすくなる
③ 自分のこだわりを話す(話題を広げやすい)
「ラーメンが好きで、休日はよく新しいお店を開拓してるんです。○○さんは何か好きな食べ物ありますか?」
➡ 相手も自分の好きなものを話しやすくなる
④ 普段の生活のちょっとしたエピソードを話す(話しやすい雰囲気を作る)
「この前、近所を散歩してたら、すごく雰囲気のいい小さな本屋さんを見つけて。なんか、ああいう隠れ家的なお店ってワクワクしません?」
➡ 相手も「私も最近○○を見つけて…」と体験を共有しやすくなる
⑤ 趣味の話をふんわり自己開示する(興味を持たれやすい)
「最近、写真を撮るのにハマってて。スマホでも結構綺麗に撮れるんですよ!○○さんは最近ハマってることあります?」
➡ 相手も「そうなんですね!私は最近○○にハマってて…」と話しやすくなる
⑥ 仕事のちょっとした裏話を話す(共感や興味を引き出す)
「介護の仕事って大変なことも多いけど、利用者さんの『ありがとう』が本当に嬉しくて。それがあるから頑張れるなぁって思います。」
➡ 相手も「わかります!私も仕事で…」と仕事について話しやすくなる
⑦ 価値観や考え方を自己開示する(会話を深める)
「昔はアウトドア派だったんですけど、最近は家でゆっくり映画を見るのが好きになってきて…○○さんはどっち派ですか?」
➡ 相手も「私は○○派ですね!」と話しやすくなる
まとめ
✔ 軽い話題から入る(失敗談・趣味・日常の話)
✔ 相手が話しやすい質問をセットにする
✔ 共感を引き出せる話題を選ぶ(緊張・仕事・価値観)
「ちょっとした自己開示」が自然な会話の流れを作ります。まずは1つだけでもよいので、会話が苦手な人はぜひ試してみてください!