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相手を優先しているのに、なぜ婚活のたびに疲れ切るのか

2026.10.11 ・ 思考のクセ・タイプ診断

店も日程も相手に合わせ、「何でも大丈夫です」と笑う。

相手は楽しそうなのに、帰宅した瞬間、なぜかイライラして、もう会いたくなくなる。

相手が疲れていそうなら、自分の話はやめて聞き役に回る。

そうして相手を大切にしているのに、デートのあとはいつも、どっと疲れている。

それは、優しさが足りないからではありません。相手を優先することが当たり前になり、自分の希望を確かめる時間がなくなっているのかもしれません。

相手の世話をすることが、当たり前になっている

このように、自分より先に相手のことを考え、世話をする側に回り続ける傾向は、アダルトチルドレンの役割では「ケアテイカータイプ(世話役)」と呼ばれることがあります。

困っている人を助ける。家族の用事を引き受ける。自分のことより、周りが穏やかでいられることを優先する。

こうした傾向があるからといって、誰かを一つの型に決めつけるものではありません。

大切なのは、婚活のどんな場面で「自分より相手」が強くなりすぎるのかに気づくことです。

静かな木のテーブルに並ぶ二つのカップ

婚活で「相手に合わせる」が増えていく

  • 行きたい場所より、相手が喜びそうな場所を選ぶ
  • 断りたい日程でも、予定を調整してしまう
  • 相手の悩みを聞き続け、自分の話を後回しにする
  • 困っている様子を見ると、頼まれる前に動く
  • お礼や反応が少ないと、さらに頑張ろうとする

一つひとつは、思いやりのある行動です。

ただ、合わせることが続くと、相手はあなたの好みや希望を知る機会を失います。

あなた自身も、「この人と一緒にいたいのか」より、「この人をがっかりさせていないか」を考える時間が増えていきます。

優しいのに、関係が苦しくなる理由

結婚は、どちらか一人が支え続ける関係ではありません。

今日は自分が聞く。別の日は相手に聞いてもらう。助けられる日もあれば、助けてもらう日もある。

ところが、いつも世話をする側にいると、助けてもらうことに落ち着かなさを感じることがあります。

「迷惑をかけたくない」「自分のことは自分で何とかしないと」と考え、困っていても笑ってしまう。

相手からは頼れる人に見える一方で、何を望んでいるのか分かりにくくなることがあります。

子どもの頃、世話をする役割を担っていなかったか

子どもの頃、こんな経験はなかったでしょうか。

  • 親の機嫌や体調をいつも気にしていた
  • 兄弟の面倒を見ることが多かった
  • 家族が困る前に、自分から動いていた
  • 自分の希望を言うより、周りに合わせるほうが安全だった
  • 「しっかりしている」「優しい」と言われることが多かった

どれかに当てはまっても、親や家庭を責める必要はありません。

その頃の自分にとって、周りを助けることは、家の中を安定させるための大切な方法だった可能性があります。

以前は役に立ったその方法が、大人の関係では、自分の気持ちを後回しにする形で残ることがあります。

身体は、我慢を先に知らせている

  • 頼まれると、胸がざわついても反射的に「いいですよ」と言う
  • デート中は平気なのに、帰宅すると何もしたくなくなる
  • 相手から連絡が来ると、うれしさより先に緊張する
  • 小さなことにイライラしたあと、自分を責める

イライラは、性格の悪さではありません。

言葉にできなかった疲れや、「本当はこうしたかった」という気持ちを、身体が知らせていることがあります。

窓辺の椅子とたたまれたブランケット

婚活で試してほしい、小さな一歩

次のデートで、一つだけ自分の希望を短く伝えてみてください。

「私は静かな店のほうが落ち着きます。今回はそこでもいいですか」

希望を伝えることは、相手を困らせることではありません。相手があなたを知り、二人で選ぶために必要な情報を渡すことです。

言う前に胸や喉が固くなったら、まず一度、ゆっくり息を吐く。その小さな間が、「いつもの答え」ではなく、「今の自分の答え」を選ぶ余白になります。

次回は「相手の悩みを聞きすぎてしまう人」の婚活です

相手がつらそうにしていると、自分の話を止めて、何時間でも聞き役に回る。

次回は、相手を慰めることを優先し、自分の気持ちを言えなくなる流れをお伝えします。こうした傾向は「プラケーター(慰め役)」と呼ばれることがあります。

自分の婚活パターンを整理したい方へ

人を大切にできることは、あなたの強みです。

そこに自分の気持ちも含められるようになると、優しさは我慢ではなく、二人をつなぐ力に変わります。

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カウンセラー 野中大蔵

カウンセラー 野中

精神保健福祉士(国家資格)/アダルトチルドレン専門。全国オンライン完結の結婚相談所「Make it」を運営。

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