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「また会いたい」がプレッシャーになる。次のデートを楽しめない男性へ

2026.09.21 ・ 鎧を脱いで変わる

デートの帰りに「今日は楽しかった。また会いたいです」と言われた。その瞬間はうれしかった。けれど家に着く頃には、次はどこへ連れていけばいいのかと考え始めている。

今回のお店は気に入ってもらえた。話も途切れなかった。だから次も同じくらい、できればもっと楽しんでもらわないと。お店の候補を探すうちに、休日の予定が仕事の準備のようになっていく。

会いたくないわけじゃない。でも、約束を決めるのが重い。せっかく向けてもらった好意なのに、逃げたい気持ちが出てくる自分が分からない。

そんなときは、相手への気持ちと、次も楽しませなければという負担を分けてみませんか。次のデートを、一人で成功させる仕事にしないための考え方です。

また会いたいが、次も期待に応えろに変わっていないか

向かい合う二体の人形の間に浮かぶ吹き出し

相手が伝えてくれたのは、今日楽しかったことと、もう一度会いたいという気持ちです。でも受け取る側で、「今回の自分を気に入ったのだから、次も同じ自分でいなければ」と条件を付けてしまうことがあります。

たとえば、初回によく話せたなら、次も話題を尽きさせてはいけないと思う。素敵なお店を選んだなら、次はもっとよい場所を探す。相手が求めたかを確かめる前に、自分で次回の合格点を上げてしまうのです。

そうなると、もう一度会える喜びより、がっかりされる怖さが大きくなります。予定を考えるのがつらいことと、相手に関心がないことは、同じとは限りません。何を負担に感じているのか、分けて見る余地があります。

毎回、前回を超えようとすると続けるほど苦しくなる

次も、その次も、自分が楽しませる側でいようとする。忙しい週でも準備を減らせず、本当は近所でお茶をするだけにしたい日にも、長い予定を組んでしまう。そんな無理が重なることがあります。

相手には負担が見えないので、楽しみにしていると伝えてくれる。その言葉にさらに責任を感じ、返信を先延ばしにする。最後には「交際そのものが面倒になった」と感じてしまうかもしれません。

好意があるほど背負う量が増えると、関係が進むことを喜びにくくなります。続けられなくなる前に、次の予定を決める段階から、自分の希望も入れていきたいのです。

楽しませようとしてきた気持ちまで、否定しなくていい

相手に喜んでほしくて準備した。その気持ちは大切なものです。これまで、頼まれる前に動いたり、周りを気遣ったりすることが、自分なりの人との関わり方だったのかもしれません。

ただ、一緒に過ごす時間の楽しさを、毎回一人で保証することはできません。二人の体調や気分も、その日の会話も違います。全部を自分の力不足として引き受けなくていいのです。

準備を減らすことが、相手を雑に扱うことになるとは限りません。自分も楽しみにできる予定に整えることは、無理なく関係を続けるための工夫です。

次の約束に、自分の希望を一つ入れる

まず、「何がなければ、もう一度会いたいと思えるだろう」と考えてみます。高いお店を探すことか、半日ずっと案内することか、話を盛り上げ続けることか。負担を一つ具体的にすると、変えられる部分が見つけやすくなります。

たとえば長時間の予定が重いなら、「僕もまた会いたいです。次はお茶をしながら、ゆっくり話しませんか」と伝える。会いたい気持ちと、自分が心地よく過ごせる形を一緒に出します。長いデートにしない理由を、完璧に説明する必要はありません。

場所も全部一人で決めず、「静かなカフェがいいなと思っています。行ってみたいところはありますか」と聞いてみる。丸投げではなく、自分の希望を出したうえで相手の希望も聞くやり方です。

予定を軽くしたとき、自分の気持ちがどう変わるかも見てみます。少し楽しみになったなら、相手より準備の負担が重かったのかもしれません。それでも会いたくない気持ちが続くなら、その感覚も大切にして、関係を見直して構いません。

相手が別の希望を持っていたら、二人で相談してみる。そのやり取りも、これから一緒に過ごせるかを知る材料です。希望を伝えても無理を求められ続けるなら、自分だけが合わせる必要はありません。

頑張った日だけでなく、普通の日にも会える関係へ

青空と広がる草原

特別なお店を予約していなくても、散歩しながら話せる。疲れた週には「今日は早めに帰ろう」と言える。相手からも、「今度は私が探してみるね」と言ってもらえるかもしれない。

そんな関係なら、次の約束は実力を試される日ばかりではなくなります。うまく話せない時間があっても、二人でその日を過ごしていけるかを確かめられます。

結婚後に望むのも、毎日相手を驚かせる暮らしだけではないはずです。いつもの食事や何気ない会話の中で、自分もほっとできること。その土台を、次の予定の決め方から少しずつ探していけます。

会いたい気持ちと、背負っている負担を一緒に分けます

Make itでは、本音を隠して頑張ってきた男性が、自分の気持ちを大切にしながら婚活を進められるよう支援しています。好意を向けられた途端に重くなる場面も、具体的に振り返ります。

相手といることがつらいのか。期待を裏切らない自分でいようとして疲れているのか。すぐにどちらかへ決めず、どんな関わり方なら無理が少ないかを一緒に考えます。

好意を受けたときの、自分の反応を知ることから

うれしいはずなのに、また頑張らなければと思ってしまう。そんな繰り返しに気づいたら、自分の関わり方を振り返ってみませんか。

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カウンセラー 野中大蔵

カウンセラー 野中

精神保健福祉士(国家資格)/アダルトチルドレン専門。全国オンライン完結の結婚相談所「Make it」を運営。

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