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友人の結婚報告がつらい。素直に喜べない自分まで責めてしまう男性へ

2026.09.12 ・ 思考のクセ・タイプ診断

友人から「結婚することになった」と連絡が来た。おめでとう、と返信はした。けれど、そのあと送られてきた二人の写真を、まっすぐ見られない。

自分だって、何もしてこなかったわけじゃない。休日を使って人に会った。断られても、気持ちを立て直してきた。それなのに、また自分だけ置いていかれたような気がする。

「友達の幸せなのに、なんで喜べないんだろう」。寂しさのあとに、そんな自分への嫌悪まで押し寄せる。相手は何も悪くないと分かっているから、誰にも言いにくい。

今、すぐに心から喜べなくても、それだけで冷たい人だと決めなくて大丈夫です。この記事では、結婚報告を聞いたときに膨らむ苦しさを分けて、自分の婚活に戻るための一歩を考えます。

友人の報告が、自分への採点に変わるとき

木の下のベンチに一人座る人物

起きた出来事は、友人の結婚が決まったことです。でも頭の中では、「あいつは選ばれた」「自分はまだ選ばれていない」「自分には何か足りない」と、いつの間にか自分への評価が始まることがあります。

友人を大切に思う気持ちと、自分の状況がつらい気持ちは、同時にあってもおかしくありません。ところが「いい友人なら喜べるはず」と考えると、最初の寂しさに、喜べない自分を責める苦しさまで重なります。

たとえば、写真を見るたびに落ち込むのに、祝う気持ちを確かめようと何度も見直してしまう。明るいコメントを書こうとするほど、自分との差が気になる。そうして、友人の知らせが一日中、自分を採点する材料になってしまうのです。

焦りを埋めるための婚活になる前に

この苦しさを抱えたまま「早く追いつかないと」と予定を増やすと、会いたいから会うのか、一人でいる時間が怖いから会うのかが分からなくなることがあります。

相手といるときにも、結婚まで進めるかどうかが先に気になる。本当は疲れていても、休んだらさらに遅れる気がして断れない。友人との比較が、目の前の出会いにまで入り込んでしまうかもしれません。

また、喜べるふりを続けるほど、つらい気持ちを話せる場所も減ってしまいます。今必要なのは、明るい返事をもっと上手にすることより、自分を追い立てている言葉に気づくことかもしれません。

うらやましいと思う自分を、追い出さなくていい

誰かを祝う場で、自分の寂しさを感じてはいけない。そう思ってきた人ほど、複雑な気持ちの置き場所がなくなります。周囲に気を遣ってきたなら、自分の気持ちより場を明るく保つことを優先してきたのかもしれません。

でも、うらやましいと感じることと、相手を傷つける行動を取ることは別です。気持ちが湧いた時点で、自分を罰する必要はありません。

「自分も、隣にいてくれる人が欲しかったんだな」。まずはそのくらいの言葉で、今の寂しさを認めてもいいのです。友人を祝いたい気持ちまで嘘だったことにしなくて大丈夫です。

返事は短く。自分の望みは、もう少し丁寧に

報告を受けた直後は、返信と気持ちの整理を分けてみます。たとえば「結婚おめでとう。知らせてくれてありがとう」。今伝えられる言葉を送ったら、長いやり取りを無理に続けなくても構いません。心の中まで同じ速さで整える必要はありません。

写真や投稿を見るたびに苦しくなる日は、いったん画面を閉じる。今日はこれ以上見ない、と区切る方法もあります。見続けて平気になれるかを、自分に試さなくていいのです。

少し落ち着いたら、「あの報告の、何がうらやましかったんだろう」と一つだけ書いてみます。結婚したという肩書きなのか。休日を一緒に過ごす人がいることなのか。帰宅したときに話を聞いてくれる人がいることなのか。答えはきれいにまとまらなくて大丈夫です。

そこから、「自分はどんな日常が欲しいか」に言い換えます。たとえば「友人に追いつきたい」が、「仕事帰りに、今日あったことを気負わず話せる人と暮らしたい」に変わる。その言葉なら、次に会う相手とどんな時間を過ごしたいかを考える手がかりになります。

次のデートでは、結婚を急ぐ理由を増やすより、今日あった小さな出来事を一つ話してみる。自分の話もできたか、相手の話にも関心が持てたか。友人の進み具合から、目の前の二人の時間へ意識を戻していきます。

誰かに追いつくためではない、二人の暮らし

青空に向かって咲く花

仕事から帰って、「今日はちょっと疲れた」と言える。大きな出来事のない休日に、二人で夕飯の買い物をする。うまく話せない日も、立派に見せようとしなくていい。

そんな日常が欲しかったのなら、大切にしたいのは、周りより早く結婚することだけではないはずです。一緒にいるときの自分を、置き去りにせずにいられることも、その未来につながっています。

友人の報告にまた胸が痛む日があっても、毎回、振り出しに戻ったわけではありません。「自分はこんな暮らしを望んでいる」と思い出せる言葉を持つ。その言葉が、焦った日に自分の歩き方を選び直す助けになります。

人には言いにくい気持ちも、一緒に整理します

Make itでは、本音を隠して頑張ってきた男性が、自分の気持ちを大切にしながら婚活を進められるよう支援しています。うらやましい、焦る、喜べない。そうした言いにくい気持ちも、整理の出発点にできます。

誰のどんな言葉で自分を責めたのか。何を望んでいるのに言えなかったのか。きれいな答えを用意する前に、その場面から一緒に考えます。結婚を急ぐ焦りの中でも、自分が安心して暮らせる関係を見失わないために。

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カウンセラー 野中大蔵

カウンセラー 野中

精神保健福祉士(国家資格)/アダルトチルドレン専門。全国オンライン完結の結婚相談所「Make it」を運営。

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