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何人と会っても、婚活がうまくいかない。頑張っても結婚に近づけないのは、なぜ?

2026.09.07 ・ 婚活がうまくいかない理由

出会う相手は毎回違う。
身なりも整えた。
会話のコツも学んだ。

それでも、結婚できる気がしない。

アプリで何人もの女性とやり取りして、休日には婚活パーティーへ。
清潔感が大事だと聞けば服を買い、聞き上手がいいと聞けば、相手の話を一生懸命聞いてきた。

できることは、やっているつもり。
なのに、次につながらない。
何度か会えても、関係が続かない。

「これ以上、何を頑張ればいいんだろう」
「誰と会っても、結局同じなのかな」

そこまで試してきたなら、別のところに理由があるのかもしれません。

「嫌われないように」と、本音を隠してしまう自分に、目を向けたことはありますか。

何人と会っても、相手の前で同じことをしていませんか?

カフェで向かい合い、笑顔で会話する男女

会う女性は、そのたびに違う。
年齢も、仕事も、性格も違う。

でも、相手の前にいるあなたは、毎回こんなふうになっていないでしょうか。

  • 相手の反応が気になって、言葉を選び続ける。
  • 意見が違っても、「そうですよね」と合わせる。
  • 希望を聞かれても、「そちらに合わせます」と答える。
  • 聞き役に回って、自分の話はなるべくしない。
  • 疲れていても、つまらなくても、笑顔で乗り切る。

そして、帰り道で一人になった瞬間、どっと疲れる。

振り返るのは、自分が楽しかったかよりも、
「変なことを言わなかったか」
「嫌われなかったか」ばかり。

もし心当たりがあるなら、出会いの数を増やすだけでは、苦しさが変わらないことがあります。

相手が変わっても、自分の気持ちを隠したまま向き合っているからです。

身なりや会話術を磨いても、届かないところがある

身なりを整えることも、会話を学ぶことも、大切です。
その努力を、無駄だったと思う必要はありません。

ただ、それだけでは変わりにくいことがあります。

たとえば、服装を褒められても、

「でも、本当の自分を知ったらどうだろう」

会話が弾んでも、

「今日は何とか話せたけど、次もできるかな」

また会いたいと言われても、

「がっかりさせないようにしないと」

そんなふうに感じていたら、うまくいった日さえ、安心できません。

会話術を覚えるほど、正解の返事を探してしまう。
気遣いを学ぶほど、自分の希望を後回しにしてしまう。

好印象を与えるために覚えたことが、自分を隠し続けるために使われてしまうのです。

「本音を出したら嫌われる」という怖さが残っていれば、見せ方を変えても、婚活が苦しいままなのは無理もありません。

まだ手をつけていないところに理由があるなら、努力を重ねても、同じ場所でつまずくことがあります。

本音を隠したままでは、近づくほど苦しくなる

たとえば、本当は休日を家でゆっくり過ごしたいのに、相手に合わせて「出かけるのが好きです」と話したとします。

相手は喜んで、次々と予定を提案してくれる。
あなたも、嫌われたくなくて応じる。

最初は頑張れても、毎週続けば疲れてしまいます。

けれど、今さら「本当は家にいたい」とは言いにくい。

「最初と言っていることが違うと思われそう」
「つまらない人だと思われるかもしれない」

そうして、会うことが少しずつ負担になる。

相手には、あなたが無理をしていることが見えません。
あなたには、自分の気持ちをわかってもらえない寂しさが残ります。

これは、休日の過ごし方だけの話ではありません。

連絡する頻度。
お金の使い方。
一人で過ごす時間。
疲れたときに、どうしてほしいか。

一緒に過ごす時間が増えるほど、自分の気持ちを伝える場面も増えていきます。

そのたびに本音を飲み込んでいたら、距離が近づくほど、無理も積み重なってしまいます。

「また会いたい」と思っていたはずなのに、連絡が来ると気が重い。
相手に大きな不満はないのに、離れたくなる。

そんな苦しさの中に、自分を隠し続けている疲れがないか、振り返ってみてほしいのです。

自分の内側を見るのは、自分を責めるためではない

「自分の中に理由がある」と聞くと、

「やっぱり、自分がダメだからか」

と思ってしまうかもしれません。

もちろん、婚活には相性やタイミングもあります。
うまくいかなかった理由を、すべて自分に背負わせる必要はありません。

ここで見てほしいのは、自分に欠けているものではなく、相手といるときに繰り返していることです。

「意見を言ったら、嫌われそう」
「断ったら、次は誘ってもらえなさそう」
「弱いところを知られたら、離れていきそう」

そんな思いから、つい相手に合わせてしまう。

これまで、周りに合わせることで人間関係を保ってきた人にとって、本音を隠すことは、身についた自分の守り方かもしれません。

だから、「自然体でいればいい」と言われても、簡単にはできないのです。

まずは、

「自分は、何を言うのが怖いんだろう」

と、振り返ってみる。

出会う相手や自分の見せ方に向けていた目を、自分の気持ちにも向けてみる。
そこに、これまで気づかなかった手がかりがあるかもしれません。

次の婚活では、自分の気持ちを一つ確かめてみる

誰かと会ったあと、いつもの反省会を始める前に、こんなことを振り返ってみてください。

  • 一緒にいて、ほっとした場面はあった?
  • 無理して笑ったのは、どんなとき?
  • 飲み込んだ言葉があるとしたら、何だった?

相手にどう思われたかに加えて、自分がどう感じていたかも確かめてみます。

言葉が浮かばなければ、そのときの体の感覚を思い出してみてもかまいません。

断ろうとして、喉が詰まった。
相手に合わせたあと、胸が重くなった。

それだけで答えを決めずに、
「あのとき、本当はどうしたかったのかな」
と、自分に聞いてみてください。

そして、気づいた気持ちを、小さなことから伝えてみる。

「今日は、静かなお店で話したいです」
「その日は少し休みたいので、来週でもいいですか」
「僕は、こういう過ごし方も好きです」

最初から、すべてを話す必要はありません。

小さな本音を伝えたときに、二人でどう話せるか。

希望が違っても、相談できるか。
どちらか一人だけが、我慢していないか。

そのやり取りから、自分が安心して一緒にいられる相手かどうかも、確かめていけます。

結婚したあと、どんな自分で暮らしたいですか?

仕事で疲れて帰った日。

家でも相手の顔色をうかがい、言葉を選び、平気なふりをする。
そんな毎日では、二人でいても気が休まりません。

「今日は、ちょっとしんどかった」

そう言うと、「お疲れさま」と返ってくる。
うまく話せない日も、無理に笑えない日も、そのまま一緒にいられる。

あなたが望んでいるのは、そんなふうに鎧を脱げる家庭ではないでしょうか。

その暮らしにつながる婚活をするために、自分の気持ちにも、少しずつ居場所を作っていく。

何人と会っても、うまくいかなかった。
身なりも会話も、できることは試してきた。

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カウンセラー 野中大蔵

カウンセラー 野中

精神保健福祉士(国家資格)/アダルトチルドレン専門。全国オンライン完結の結婚相談所「Make it」を運営。

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